大手携帯キャリアでは、高速データ通信容量の繰り越しができます。
もし、高速データ通信容量を使い切れなくても翌月に繰り越されるので、無駄なく高速データ通信容量を使用できます。
では、UQモバイルはどうなのかというと、UQモバイルでも高速データ通信容量を翌月に繰り越すことは可能となっています。
そこで今回は、データ繰り越しができるプランなど、UQモバイルのデータ繰り越しについて解説していきます。
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Contents
データ繰り越しができるUQモバイルのプラン
UQモバイルには、様々な料金プランが用意されていますが、すべての料金プランでデータ繰り越しができるわけではなく
- おしゃべりプラン
- ぴったりプラン
- データ高速プラン
- データ高速+音声通話プラン
UQモバイルでデータ繰り越しができるのは、上記の料金プランに限られます。
そのため、UQモバイルで余った高速データ通信容量を繰り越したいなら、上記いずれかの料金プランを利用する必要があります。
また、
- データ無制限プラン
- データ無制限+音声通話プラン
上記の料金プランに関しては、データ繰り越しはできないのでご注意ください。
UQモバイルのデータ繰り越しについて
繰り越したデータの有効期限
大手携帯キャリアでは、繰り越した高速データ通信容量に有効期限があったかと思います。
そのため、
と思っている方もいるようですが、UQモバイルでも繰り越したデータ容量には有効期限があり、繰り越したデータの有効期限は翌月末となっています。
例えば、高速データ通信容量が「3GB」の料金プランを利用している場合、今月は2GBしか使わなかったので、「1GB」高速データ通信容量が余ったとします。
余った1GB分は翌月に繰り越され、翌月の高速データ通信容量は
- 前月からのデータ繰り越し分:1GB
- 基本データ容量:3GB
- 翌月使えるデータ容量:4GB
となりますが、前月からのデータ繰り越し分の有効期限は翌月末までなので、この場合は月末までにデータ繰り越し分の「1GB」は使い切らないと、消滅してしまいます。
つまり、余ったデータは延々繰り越されるわけではなく、翌月までしか繰り越されないので、その点にはご注意ください。
繰り越しデータから消費される
上記の通り、繰り越したデータは翌月末までという有効期限がありますが、UQモバイルの場合データが消費される順番は、
- 繰り越し分のデータ容量
- 基本データ容量
- 追加購入分のデータ容量
となります。
UQモバイルの場合、まず最初に繰り越したデータ容量から消費されるようになるので、例えば
- 前月からのデータ繰り越し分:1GB
- 基本データ容量:3GB
上記のような場合、その月は繰り越し分のデータ容量「1GB」だけで賄うことができれば、翌月は
- 前月からのデータ繰り越し分:3GB
- 基本データ容量:3GB
- 翌月使えるデータ容量:6GB
といったように、基本データ容量を丸々繰り越すことも可能となります。
繰り越せるデータ容量の上限
繰り越しできるデータ容量の上限については、利用している料金プランの基本データ容量と同じ容量までとなります。
下記では、UQモバイルでデータ繰り越しができる料金プランと、繰り越しデータ容量の上限をまとめてみました。
繰り越せるデータ容量の上限(2018年11月30日まで) | ||||
プラン名 | 基本データ容量 | 増量オプション | 月間データ容量 | 繰り越しデータ容量の上限 |
おしゃべりプランS | 1GB | +2GB | 3GB | 1GBまで |
おしゃべりプランM | 3GB | +6GB | 9GB | 3GBまで |
おしゃべりプランL | 7GB | +14GB | 21GB | 7GBまで |
ぴったりプランS | 1GB | +2GB | 3GB | 1GBまで |
ぴったりプランM | 3GB | +6GB | 9GB | 3GBまで |
ぴったりプランL | 7GB | +14GB | 21GB | 7GBまで |
データ高速プラン | 3GB | – | 3GB | 3GBまで |
データ高速+音声通話プラン | 3GB | – | 3GB | 3GBまで |
例えば、データ高速プランの場合、基本データ容量が「3GB」なので、翌月に繰り越すことができるデータ容量の上限は「3GB」までとなります。
ですが、おしゃべりプラン・ぴったりプランの場合には、増量オプションが適用されると、データ容量が増量となります。
そのため、例えばおしゃべりプランSの場合、増量オプションが適用されると高速データ通信容量は「3GB」となりますが、仮にまったくデータを消費しなかったとしても「3GB」丸々翌月に繰り越すということはできません。
というのも、上記の表を見てわかるように、おしゃべりプランSの「3GB」の内訳は
「基本データ容量(1GB)+増量オプション分(2GB)=月間データ容量(3GB)」
となっているためです。
上記で説明した通り、繰り越せるデータ容量の上限は「利用している料金プランの基本データ容量と同じ容量まで」なので、おしゃべりプランSの場合、繰り越せるデータ容量の上限は「1GBまで」となります。
そのため、
と、ならないようにご注意ください。
また、UQモバイルでは2018年12月1日より、基本データ容量が増量となります。
基本データ容量が増量となった場合の、それぞれの料金プランの繰り越しデータ容量の上限は下記のようになります。
繰り越せるデータ容量の上限(2018年12月1日から) | ||||
プラン名 | 基本データ容量 | 増量オプション | 月間データ容量 | 繰り越しデータ容量の上限 |
おしゃべりプランS | 2GB | +1GB | 3GB | 2GBまで |
おしゃべりプランM | 6GB | +3GB | 9GB | 6GBまで |
おしゃべりプランL | 14GB | +7GB | 21GB | 14GBまで |
ぴったりプランS | 2GB | +1GB | 3GB | 2GBまで |
ぴったりプランM | 6GB | +3GB | 9GB | 6GBまで |
ぴったりプランL | 14GB | +7GB | 21GB | 14GBまで |
データ高速プラン | 3GB | – | 3GB | 3GBまで |
データ高速+音声通話プラン | 3GB | – | 3GB | 3GBまで |
UQモバイルで繰り越しデータを確認する方法
先月からの繰り越しデータを確認したいという場合もあるかと思いますが、そういった場合にはUQモバイルポータルアプリで確認することができます。
UQモバイルポータルアプリでは、データ残量を確認することができますが、前月からのデータ繰り越し分は「基本データ残量」という項目で確認することができます。
「基本データ残量」は、前月からの繰り越し分と今月分の基本データ容量の合計が表示されているので、「基本データ残量」に表示されている容量から、今月分の基本データ容量を引けば、前月から繰り越したデータ容量がわかります。
UQモバイルのデータ繰り越し方法
大手携帯キャリアの場合、データ繰り越しには特別な手続きは必要なく、翌月になれば自動的にデータが繰り越されていたかと思います。
UQモバイルでも同様に、データ繰り越しには特別な手続きは必要ありません。
翌月になれば自動的にデータ繰り越しが行われ、翌月はデータ繰り越し分+基本データ容量分の合計を使用することができます。
UQモバイルのデータ繰り越しのQ&A
データチャージ分のデータは繰り越せる?
データチャージ分のデータ容量は、データ繰り越しの対象外となります。
というのも、上記で説明した通り、UQモバイルでデータ繰り越しができるのは「利用している料金プランの基本データ容量と同じ容量まで」となり、データチャージ分に関してはデータ繰り越しの対象にはならないからです。
ですが、UQモバイル公式サイトによると、
追加チャージしたデータ容量は、利用期限(最後にチャージした日から90日間)までご利用いただけます。
引用元:UQモバイル
と記載されています。
つまり、データチャージ分は、データ繰り越しの対象にはなりませんが、翌月になると消滅するわけではなく、データ繰り越しとは関係なく90日間利用することができます。
例えば、基本データ容量が「3GB」のプランを利用していて、基本データ容量の内「2GB」が余り、月末に「1GB」のデータチャージを行ったとします。
この場合、翌月使用できる高速データ通信容量は
- 基本データ容量:3GB
- データ繰り越し分:2GB
- データチャージ分:1GB
上記のようになり、翌月の高速データ通信容量は合計「6GB」になります。
このように、データチャージ分に関してはデータ繰り越しはできません。
ですが、最後にチャージした日から90日間は、データチャージ分は消滅することなく使用することができます。
プラン変更をした場合データ繰り越しはどうなる?
プラン変更をした場合、翌月から適用となる料金プランの、基本データ容量までデータを繰り越すことができます。
例えば、基本データ容量が「3GB」のプランを利用していて、基本データ容量が「1GB」のプランにプラン変更をする場合、最大1GBまでデータを繰り越すことができます。
UQモバイルのデータ繰り越しについて・まとめ
- UQモバイルはデータ繰り越しができる
- データ無制限プラン・データ無制限+音声通話プランはデータ繰り越しができない
- 繰り越したデータの有効期限は翌月末まで
- データ繰り越しをした場合、翌月はデータ繰り越し分からデータが消費される
- 繰り越せるデータの上限は、利用している料金プランの基本データ容量と同じ容量まで
- データ繰り越しは自動的に行われるため特別な手続きは必要なし
- データチャージ分はデータ繰り越しの対象ではない
- プラン変更をした場合もデータ繰り越しができる
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