2020年4月8日より楽天回線を用いた携帯キャリアサービスが開始されたことにより、楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)は新規受付終了となりました。
ドコモ・au・ソフトバンクなど大手携帯キャリアでは、子供に持たせるキッズ携帯と言われる防犯ブザーやGPSといった防犯機能も搭載した端末も取り扱っていますが、楽天モバイルはどうなのでしょうか。
そこで、楽天モバイルでキッズ携帯の取り扱いはあるのか、子供が使う携帯の契約方法など楽天モバイルのキッズ携帯について調べてみました。
Contents
楽天モバイルのキッズ携帯について
子供用の携帯やスマホはある?
先述の通り、ドコモなど大手携帯キャリアでは防犯機能も備わったキッズ携帯と言うものも取り扱っていますが、楽天モバイルで販売されている端末にはキッズ携帯と言われるような、子供に持たせる用の端末はありません。
ただ、楽天モバイルで取り扱われている端末の中には、キッズモードという機能が使用できる端末もあり、キッズモードを使えば
- その端末で使用できるアプリ
- 端末の使用時間
などを制限することができます。
キッズモードが使用できる端末には、
- Liquid Z330
- ZenFone 2 Laser
- ZenFone Go
などがありますが、楽天モバイル公式サイトの「端末」のページを確認してみたところ、「Liquid Z330」「ZenFone 2 Laser」に関しては販売終了となっているため、現在(2017年4月)楽天モバイルで取り扱われている端末の中でキッズモードが使用できるものは、「ZenFone Go」だけのようです。
また、子供に携帯(スマホ)を持たせようと思った場合、利用者が18歳未満だと「iフィルター for マルチデバイス」という月額300円のオプションサービス加入が必須になります。
上記のことを踏まえると、楽天モバイルにはキッズ携帯という位置づけの端末はありませんが、キッズモードや「iフィルター for マルチデバイス」などを使用すれば、子供に携帯(スマホ)を持たせても危険が及ばないように設定することができます。
フィルターや制限はかけられる?
有害なサイトにアクセスできないように閲覧できるウェブサイトを制限したい、不適切なアプリを使わせないようにしたい、勉強の妨げになるため端末の使用時間を制限したいといった場合には、キッズモードが搭載されている端末、または「iフィルター for マルチデバイス」を使用することで対応することができます。
キッズモードや、「iフィルター for マルチデバイス」を使用してできることについては、下記から紹介していきます。
楽天モバイルのキッズモードについて
キッズモードとは、キッズモードが搭載されている端末で使用できるシンプルな制限をかけることができるモードです。
キッズモードでは、
- 使用できるアプリの制限
- 利用時間の制限
- 通話の制限
といった制限が可能です。
使用できるアプリの制限ですが、端末にインストールされているアプリ一覧から、子供が使用してもいいと思うアプリを選択すれば、キッズモード設定中はその選択したアプリしか表示されないようになります。
利用時間の制限については、端末を使用できる時間を
- 制限なし
- 15分
- 30分
- 45分
- 時間のカスタマイズ
から選択することができ、長時間使用を抑制することができます。
通話の制限については、着信通話をブロックすることができ
- OFF
- すべてブロック
- 連絡先のみを許可
- 選択したグループのみを許可
から着信した電話をどうするかを設定することができます。
メーカーによって、キッズモードの内容に多少の違いはあっても、基本的にはキッズモードでできる制限というのはシンプルな設定だけなので、ウェブサイト閲覧を制限したい、子供がどこにいるのか確認したいといった場合には、高度なフィルタリングや制限の設定ができる「iフィルター for マルチデバイス」をおすすめします(^^)
「iフィルター for マルチデバイス」について
「iフィルター for マルチデバイス」では、
- 有害なウェブサイト閲覧を防ぐウェブフィルタリング
- 閲覧したサイトや検索ワードの確認
- 不適切なアプリを自動で選別
- 端末利用時間の制限
- 端末の位置情報履歴を表示
といった制限やフィルタリングが可能で、他にもアプリ内課金があるアプリを起動すると利用者に通知する機能などもあります。
ただ、「iフィルター for マルチデバイス」の機能には、Android端末にしか対応していない機能もあるので、「iフィルター for マルチデバイス」のすべての機能が使えるように、子供に与える端末はAndroid端末にしたほうがいいかと思われます。
また、「iフィルター for マルチデバイス」について詳しくは、楽天モバイル公式サイトをご覧ください。
関連サイト:楽天モバイル公式サイト「iフィルター for マルチデバイス」について
子供用の端末の契約するには利用者登録が必要
子供に持たせる端末を契約するには、まず利用者登録をする必要があります。
利用者登録とは契約者以外の方でも、契約者と住所が同じであれば楽天モバイルのSIMを使うことができるようになる手続きのことで、利用者登録をすればお父さんの契約でお母さんや子供も端末を持つことができます(^^)
なので、子供に端末を持たせたい場合には、楽天モバイルショップで利用者登録をして、子供用の回線(SIM)の契約をするようになります。
現在(2017年4月)は、利用者登録はウェブから手続きをすることができず、店頭のみの受付となっているので、
- 契約者の本人確認書類
- 利用者の確認書類
を持って、契約者が楽天モバイルショップに行って手続きをするようになり、その際には利用者の来店は不要です。
利用者の確認書類にはどんなものが該当するかですが、これは契約者の本人確認書類と同一となっているので、詳しくは楽天モバイル公式サイトの「本人確認書類」のページを確認して下さい。
また、利用者登録の流れは以下のようになります。
利用者登録の流れ
- 契約者の確認書類と利用者の確認書類を持って、契約者が楽天モバイルショップへ行く
- 楽天モバイルショップのスタッフに「利用者登録と契約がしたい」という旨を伝える
- 書類への記入と、必要書類の確認がある
関連サイト:楽天モバイル公式サイト「本人確認書類」
子供が使う端末のおすすめ料金プラン
画像引用元:楽天モバイル
楽天モバイルには、月額基本料金が安いプランから、高速データ通信容量が20GBや30GBもある大容量プランまで用意されていますが、子供が端末を使用するとした場合どのプランに申し込めばいいのでしょうか。
これに関しては、お子さんの年齢や端末の使用用途によるところがあるので一概には言えませんが、小中学生程度のお子さんに連絡手段としてスマホを買い与えたいとした場合、高速データ通信容量は必要ないので、1番低価格なベーシックプランで問題ないかと思われます。
ベーシックプランは、通信速度が最大200kbpsと低速で高速データ通信ができないプランなので、仮に動画サイトで動画を視聴しようと思っても通信速度が遅くて動画はほぼ観れないし、画像が多数使用されているようなサイトの場合、画面の表示に時間がかかりますが、LINEやメール程度であれば、問題なく使用することができます。
また、楽天モバイルには
- 通話SIM
- 050データSIM(SMSあり)
- データSIM(SMSなし)
という3つのSIMタイプがあるんですが、通話SIM以外のSIMは、そもそも通話することができなかったり、「110」などの緊急通報や一部の電話番号に発信することができないので、そういったことを踏まえると、通話SIMを選択したほうがいいでしょう。
まとめ
- 楽天モバイルにはキッズ携帯はない
- 楽天モバイルではキッズモードを搭載した端末も取り扱っている
- 子供用の回線を契約する前に利用者登録が必要になる
- 利用者が18歳未満の場合「iフィルター for マルチデバイス」への加入が必須
- キッズモード、「iフィルター for マルチデバイス」を利用すれば様々な制限やフィルタリングをかけることができる